ライブ映画と云えば年頭に『ローリングストーン/シャイン・ア・ライト』を観ましたが、最近は流行っているのだろうか。
他にも『U2/3D』とか『Queen/ロック・モントリオール』なんてのも公開されました(観てないけど)。邦画でも矢沢永吉の『E.YAZAWA ROCK』が公開中ですな。
で、急逝したマイケル・ジャクソンが準備中だったロンドン公演のリハーサル風景を編集した『THIS IS IT』が泥縄で制作され公開されましたが、意外と評判よろしいようで。
なんか二週間の期間定公開の予定が延長されたし。
そこで私も、最終日のレイトショー上映に滑り込み。
最終日で、レイトショー上映なのに、なんで満席なんだよ。
ここでも四百席以上の大スクリーンなのに満席だ。
劇場側では急遽、深夜のミッドナイト上映を追加で決定していた(笑)。
なんだかんだ云ってマイケル・ジャクソンてのは偉大だったのねえ。
生前は〈幼児性愛者〉だとか奇行がアレコレと取り沙汰されていたのに、逝去した途端に世間の評価がコロリと変わりましたな。節操ないなあ。
映画の方はと云うと……。
かつて『スリラー』が大流行した際に公開された『ムーンウォーカー』でひどい目に遭ったので──『ムーンウォーカー』は映画じゃないデス──、イマイチ信用出来ませんでしたが、これは……良いわ。
なんか意外。
監督・編集がケニー・オルテガでしたか。
この人は『ハイスクール・ミュージカル』の監督ですね。マイケルのロンドン公演のクリエイティブ・パートナーも務めていたのか。
その所為か、メイキング映像の寄せ集めである筈の映画のくせに、妙にまとまっているのである。
いやもう、この編集の妙は素晴らしいと云ってもいい。
ちゃんと一本のコンサート・ライブのように見えるのである。
五〇才のマイケルも実にキビキビと踊っている。歌声もしっかりしているし。
これは拾い物でした。エエもん観せてもらいました(笑)。
『マクロスF 虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~』のシェリルのステージ演出もぶっ飛んでましたが、現実のマイケルのステージ演出もスゴイわ(笑)。もうショー・ビジネスの極致というか、ほとんどアトラクションのような演出が準備されていました。
ケニー・オルテガはよく短期間にこんな映画を編集できたものだ。
執念のようなものを感じる。
しかし『THIS IS IT』を完成させる為によほど根を詰めすぎたのか、次回監督予定だったリメイク版『フットルース』を降板してしまった。
疲れちゃったのかなあ。
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