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2009年2月8日日曜日

ハイスクール・ミュージカル THE MOVIE

(HIGHSCHOOL MUSICAL 3 : SENIOR YEAR)

邦題では「ザ・ムービー」と銘打たれて、いかにも劇場版でございますと云わんがばかりに宣伝されていますが、原題は“HIGHSCHOOL MUSICAL 3”。
元から劇場版だったのに、前二作をビデオスルーにしてしまい、でも人気出たので三作目だけは劇場公開しましたという……(笑)。
そんな三部作の完結編だけ劇場公開して大丈夫なのか。

実は大丈夫でした(笑)。
これもまた『マンマ・ミーア!』と同じく、明るく楽しいハッピーなミュージカルなので、前作からの経緯など知らなくても問題なしでした。

しかも高校を舞台にした〈学園もの〉なので、各キャラクターが定番通りの設定と云うのが笑えた。学園ものは万国共通だ。
バスケ・チームの主将であるサワヤカ系主人公に、バカ仲間の相棒、メガネをかけた秀才さんに、演劇部の女王様とその下僕……判りやすい設定だ(笑)。

一作目では新学期での主役カップルの出会い、二作目では夏休みのアルバイトというネタだったそうですが、この三作目は卒業がテーマ。なんかもう学園ものの王道を行くかのようなシリーズです。
しかも結構、ノリのいいナンバーが多いし、低予算ぽいけど巧い作りでした。
ビデオスルーなのに人気出たというのも頷ける。

バスケの決勝戦の試合中に突然、歌い出す──ミュージカルですから──と云う演出も笑えました。

マンマ・ミーア!』を観に行ったときは劇場内はおばちゃん達が多かったが、『ハイスクール・ミュージカル』はその逆でした。小中学生の女子ばかり!
私の座席は、お嬢ちゃん達のグループに挟まれた状態でした。
なんか居心地悪い……(汗)。

劇場側も客層が判っていたのか、日本語吹替版を最初から上映していた。
森田成一とか折笠富美子とか関智一とか坂本真綾とか榎本温子なんかが吹き替えている所為で洋画と云うよりアニメのようでした(笑)。

まぁ、アメリカの高校の卒業イベントなので、日本にはない〈プロム〉なんてのがありますけどね。やはりアメリカの田舎町の高校と云えば、卒業にはプロムは外せないのか。
誰が誰を誘うかでそんな一喜一憂しなくても……(笑)。
などと考えてしまうあたりが、もう歳食った証拠なのか。

物語は〈プロム〉と同時に、演劇部の卒業公演の主役の座を巡っての女王様の悪巧み(笑)、そして卒業後の進路決定──と盛りだくさん。
唯一、主人公がバスケ部と演劇部の掛け持ちをしていて、体育会系と文化系の大学から誘いを受けているという、ちょっとアリエナイ設定なのが御愛敬ですが。

とりあえずラストシーンは卒業式なので、これ以上は続きません(笑)。
日本とは季節が異なるので、あんまり湿っぽくならないカラっとした卒業式でしたね。
直球ど真ん中の学園青春ドラマでした。


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