2009年1月30日金曜日

マンマ・ミーア!

(MAMMA MIA !)

これぞミュージカル。
その上、久しぶりにアバを堪能しました。
でも劇場内には高齢のおばちゃん達が連れ立ってきているのが目立っていた。やはり観客層を選ぶのかなあ。見境なしなのは私くらいか。

メリル・ストリープ、ピアース・ブロスナン、コリン・ファース、ジュリー・ウォルターズ等の俳優陣が自ら唄って踊るというのは最近の流行なのか。『スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師』でも歌劇には縁の無さそうなジョニー・デップが唄っていましたが、今度はピアース・ブロスナンか。
しかも結構、サマになっていた(笑)。

アバの楽曲が多数使用され、それぞれに歌や踊りが挿入されるので、必然的に物語は非常にシンプルになりましたが、実に楽しい108分でした。
エーゲ海の美しいロケーションに、懐かしのヒットソング、コメディタッチの物語と三拍子そろった、気晴らしにはうってつけの逸品と申せましょう。

しかもアバの各曲の歌詞が、物語とちゃんと重なっているのが巧いです。
オンボロ宿屋を経営するメリル・ストリープが、請求書の山を前に「マネー、マネー、マネー」を歌って白昼夢に耽るシーンが笑えました。
他にはやはり表題の「マンマ・ミーア」と「ダンシング・クィーン」、「チキチータ」あたりは非常に懐かしい。私もノリノリで観ておりました。

前席に座っていたおばちゃん達も手拍子叩いていた(笑)。

で、父親が誰だか判らないまま結婚したくないという娘の意向で招待された三人の容疑者の誰が本当の父親だったのか、というのは、もうどうでも良くなるラストがいいです。
人生、前向きに生きましょう。
主役であるべき若いカップルよりも、母親とその悪友のおばちゃんズ、父親候補のおやじズの方が元気に唄って踊っていたのが印象的でした。
このあたりがやはり若年層よりも、その親たちの世代に受ける理由なのですね。

特筆すべきはエンディング。
物語が終わった後の、舞台で云えばカーテン・コールのように、主演俳優が全員再登場して挨拶してくれる……のはいいが、当時のアバの格好をして唄うのである。
メリル・ストリープも、ピアース・ブロスナンも、全員があのヒールの分厚いブーツに裾の広いパンタロンをはいて、キラキラのディスコちっくなステージの上で「ダンシング・クィーン」や「恋のウォータールー」をアンコールで唄って踊ってくれる。
これは強烈だ(笑)。

インタビュー記事によると、この撮影はロンドンのパインウッドで行われたと云うから、ピアース・ブロスナンにとっては懐かしの「007スタジオ」での撮影と云うことに。しかも『007/慰めの報酬』と撮影時期が重なっていたようで、ブロスナンは「この恥ずかしい衣装を着ているときに、廊下でダニエル・クレイグと出会うことだけは避けたかった」と語っていました(笑)。
でもちょっとそれは見たかったなあ。


●余談
アバと同様にビートルズの楽曲だけを使用したミュージカル『アクロス・ザ・ユニバース』と云うものもありましたが、そちらは面白いのかな。聞くところによると、使いたい曲が先にありきらしくて、物語の方がかなりシュールになっているそうですが。
日本でも日テレがサザンオールスターズの楽曲だけを使用したドラマを作っておりましたが、あれはミュージカルじゃないか。

できたらビージーズとか、カーペンターズの楽曲を使用したミュージカルなんてのも出来ないものか。二番煎じはいかんか(笑)。


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