2010年6月1日火曜日

処刑人Ⅱ

(The Boondock Saints II / All Saints Day)

 一体、ショーン・パトリック・フラナリーはこの十年間、どこでナニをしていたのでしょうか。『ヤング・インディジョーンズ』の他は『処刑人』しか記憶にないぞ。なんかTVドラマの仕事がメインだったそうですが。
 それを云うならノーマン・リーダスもこの十年間、どこにいたのやら。『アメリカン・ギャングスター』とか『キャデラック・レコード』にも出演していたそうですが、観てないや(汗)。

 そもそも監督・脚本のトロイ・ダフィーからして、これでようやく監督第二作と云うから、ホントに映画から遠ざかっていたのね。
 うーむ。続編の製作が遅すぎるぁッ。
 聞くところに拠ると、前作『処刑人』が配給会社との権利関係でモメていたそうです。しかしこうして自分で続編を監督できたということは、何とか勝利したのか妥協できたのでしょうか……。
 何はともあれ、こうしてオリジナルのスタッフ、キャストで続編が無事に完成したことは非常にめでたい。
 おめでとう。おめでとう。本当に良かった。

 一部には、かなり心配する声もありました。
 今更、続編なんか作ってどうするのか。ショーン・パトリック・フラナリーも老けたし、ショボイ続編なんか観たくないよ──とか何とか。

 そういう否定的意見の輩は反省せいッ。
 おかげで私も観に行く前は地雷を踏む覚悟でしたが、杞憂でした。一安心。
 前作を超える、とまでは行かぬが、少なくとも同水準を維持できています。何だよ面白いじゃないか。心配させやがって。

 確かに主演の二人が十年分、老けてはいるのでしょうが、画面を見る限り気になる程のことはありません。
 まぁ、チッとばかり銃撃戦がギャグっぽい演出ですが。それは前作も同様だし。
 二丁拳銃でバリバリ撃ちまくって、敵ばかり倒れていく──と云うのがそもそもギャグなのである。B級ガンアクションのお約束なのである。文句云うな。

 それにしても主役から脇役に至るまで、よくも全員ちゃんと出演してくれたものですねえ。
 酒場のオヤジとか、ボストン警察の刑事達とか、同じ役は同じ役者。まったく変わってない。これが一番、スゴイことでしょう(笑)。
 監督の人徳なんですかねえ。

 加えて、今回からの新キャラもいろいろと。
 やはり大物としてピーター・フォンダが筆頭ですね。あまり顔見せのシーンが多くないのが残念でしたが。
 若手(?)としては、クリフトン・コリンズJrのインパクトがなかなか強烈でした。
 この人は、昨年のリメイク版『スタートレック』でエリック・バナの手下のロミュラン人役だったと云うが……。さっぱり記憶にない(汗)。

 それから何を云うにしてもウィレム・デフォー!
 クレジットに名前が一切、出てこないのに(前作で死んだ筈では……)意外なところで登場してくれました。

 もうバリバリに第三作も制作します的エンディングも御愛敬(笑)。
 願わくば次は十年も待たせないでもらいたい。

 そう云えば、これもまた『パリより愛をこめて』と同様に、色々な映画ネタのギャグが仕込まれていました。流行りなのか?

 「ビルの屋上からロープを使って降りていくなんて、また映画の真似か?」
 「実は『アイガー・サンクション』を……」
 「ホントに巧くいくのかよ」

 どっちかというと『ダイ・ハード』ぽく感じるのデスが(笑)。




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