紛らわしいから何とかしてもらいたいのですが……。
TVシリーズの方はさっぱり観ておりません。まぁ、観ていなくても判るような作りにはなっていますが、キャラの相関関係はTVシリーズを観ている方が理解しやすいようです。
テレ朝の劇場用映画としては『相棒』より面白かったと思います。
かなりB級ぽいですが、出演している俳優さん達のアンサンブルが妙に豪華です。
レギュラーの米倉涼子、陣内孝則、筧利夫は当然としても、今回の劇場版用のゲストとして、津川雅彦、橋爪功、柳葉敏郎、反町隆史、伊武雅刀……。各々の出番は短いが、なかなかに強烈ですわ。
まぁ、題名に『交渉人』と付けた割に、米倉涼子があんまりネゴシエーションしないという難点はありますが(笑)。
先日の『ゴールデンスランバー』とどうしても比較してしまうのです、こちらの方が多少チープな展開ではあるものの、脚本的にはきちんとしているように思えます。
事件の背後には政界の謀略がある部分なんかが似ていますが、こちらのケジメの付け方はしっかりしている。
やはり観客としては、ここまでキチンと描いてもらいたいです。
ドラマ的に二転、三転するので、津川雅彦演じるカリスマ犯罪者の目的が、よく判らないままだったりするのが辛い。
飛行機のハイジャック事件がメインなので、やはりこの手の航空パニックものらしい定番展開──「お客様の中に飛行機の操縦が出来る方は……」──になるのは当然でとは云うものの、それにしても米倉涼子に旅客機を着陸させますか。かなり無理があるというか、ネゴシエーションだけでなく飛行機まで着陸させたり、もうスーパーヒーロー並ですね。
心臓の血管に血栓がある、と云う設定が途中から忘れ去られてしまったような気がしますが、まぁB級サスペンスなのでいいか。
どちらかというと、着陸の衝撃にも耐えて爆弾をホールドし続けた筧利夫の方がスゴイような気もするのですが……。
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