ジャパニーズ・ホラーが流行った時期もある。
次はどうやらスパニッシュ・ホラーの時代らしい。
うーむ。スペイン映画というと昨年の『ボリベール/帰郷』以来だわ。
ジャウマ・バラゲロとパコ・プラサの共同監督作品ですが、こいつらどっちも単独でホラー映画のヒット作を監督している奴らですね。でも『ダークネス』とか観てないんだよなあ。やはり観ておくべきか。
実はコンセプトは『クローバーフイールド』と同じ。カメラを担いだ奴の一人称視点なドラマ。最近の流行りなのか?
深夜のバルセロナで消防署のドキュメンタリー番組を収録中のスタッフが遭遇した恐怖の事件とは――。
『クローバーフイールド』と違って、一応レポーターとカメラマンはどっちもプロなので、ちゃんとピントのあった映像で、的確な実況をしてもらえます(笑)。
やはりこの手の一人称視点のみの映画は船酔いしやすい所為か、たったの77分しかない作品ですが、怖いです。
凶暴系全力疾走タイプのゾンビ映画。ゾンビ化ウィルスの感染力も強い。
まぁ、アレをゾンビというのは個人的には抵抗がありますが。
さほど大きくもないアパートに警官や消防署員共々閉じ込められ、どんどん凶暴ゾンビの餌食になっていく。全員がほぼ無名の俳優なので誰が助かるのか判らないのも先が読めなくてよろしい。
でもスペインの俳優さんは例え有名でもよく知らないし(汗)。
アパートの住人に日本人がいて、片言のスペイン語で喋っていたが、パニックを起こすと日本語で口走るのが笑えた。スペイン語の字幕はつかないので、スペイン人観客には外人が何かワケの判らない言葉を喋るという演出なのだろうが、日本人にはとてもよく判ります(別に大した内容の台詞ではないが)。
多分、本当に在スペインの日本人俳優なのでしょう。とてもネイティブな日本語でした(笑)。
でも中国人と間違われているという設定なのが哀しかった(爆)。
『クローバーフイールド』でもそうでしたが、やはり事件の全体像は判りづらい。ただホラー映画なので、その点は逆にソレが恐怖演出に繋がるのが巧い。
ラストにはとりあえず「ある程度の説明」はされるが、判ったような判らないような説明でしたなあ。
大体、なんで民間アパートの空き部屋でバイオハザード級のウィルス実験なんかやってるんだよう(笑)。
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