2008年3月8日土曜日

ジャンパー

(JUMPER)

 テレポートする超能力者を扱ったSF――というと過去にも色々ありましたが、これほどスタイリッシュな映像とドライブ感のある作品は初めてです。
 これはすごい。

 しかも88分で終わるのである。いまどき一時間半に満たない超大作があるのか、というのも驚きでした。ダグ・リーマン監督えらい!
 余計なエピソードを一切排した無駄のない演出。でも必要な情報はすべてそろっており、端折った感はない。
 正直、『Mr.&Mrs.スミス』を観たときはどうかと思いましたが、これで見直しました。『ボーン・アイデンティティ』に始まる三部作もスルーしていた不明を恥じよう。

 しかし超能力とは人を堕落させるというか、少なくともモラルを壊すものだねえ。テレポート能力に目覚めた主人公が、真っ先にやるのが銀行強盗。
 実に正直だ。
 普通、男が透明人間になったら真っ先にやるのが覗きであるのと同じか(爆)。

 正直ではあるが、「人としてどうよ?」と眉をひそめたくなる――災害のニュースを見ても救助に行かないという場面がある――主人公を巧く演じているのがヘイデンくん。
 おバカな主人公を魅力的に見せるというのは、なかなか出来ないことです。
 いやもう、主人公のバカさ加減には呆れる他はない。災難の大部分は自業自得である。これも若さ故の過ちか(笑)。

 このおバカな主人公に正義の鉄槌を喰らわさんとする敵役がサミュエル・ジャクソン。悪人のように描かれていますが、よく考えればこっちが正しいのではないか?
 頑張れサム。好き勝手やってるジャンパー共を懲らしめろ!

 個人的には色々と脇役の役者が気に入りました。
 主人公の母親役がダイアン・レイン。出番が少ないのがもったいない。

 先輩ジャンパーであるグリフィン役にジェイミー・ベル。『リトル・ダンサー』の頃の可愛らしさがカケラもないヨ。腐女子のお姉さんにはショックかも(笑)。
 でもこっちを主役にしてもらいたい位です。

 それからアナソフィア・ロブ。『テラビシアにかける橋』のあの娘です。
 ちょっとお得感。
 冒頭の主人公の少年時代はヘイデンではない別人なので、ヒロインの少女時代もアナソフィアちゃんでした。
 どうせならヒロインにはそのままでいてもらいたかったが、次に出てきたときには、もうレイチェル・ビルソンになっていた。ちぇっ。


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