2007年9月8日土曜日

グラインドハウス

(Grindhouse)

 クエンティン・タランティーノ(以下、タラ公)とロバート・ロドリゲス(以下、ロド公)がタッグを組んだ二本立てバカ映画ですね。
 まとめて上映する二本立て興業で観たかったのに、都合により観に行けず、後日になってバラされた各々の公開を観に行くしかありませんでした。うがーっ。

● デス・プルーフ in グラインドハウス (Quentin Tarantino's DEATH PROOF)
 なんちゅーか、クダラネー映画(笑)。

 タラ公のZ級映画にかける情熱が迸りまくって、ホントに下品でエロくて話にまとまりが無くて、なんぢゃこりゃな映画が出来てしまった。
 ここまでするかと云うくらいに70年代のどーしよーもないチープ演出が再現されています。おまけに故意に画面にスクラッチやノイズ入れまくりで、色あせたような画で、本当に三十年前の映画のようだ。
 当時の低予算映画を再現するために、相当な制作費をかけている筈だ。

 カーチェイスもイマドキのCG合成ではなく、忠実にスタントマンによる実写だし。本物の車を壊しまくるし。
 いや、別にカーマニアではないので「おお、これは『バニシング・ポイント』のダッジ・チャレンジャーと、『ダーティ・メリー/クレイジー・ラリー』のダッジ・チャージャーが対決している!」などと興奮したりしません。
 車種なんて判んねーよ(爆)。

 他にも『コンボイ』とか『爆走トラック76』とか『バニシング IN 60』とかに捧げられたオマージュが……大半の観客には判りません!
 ついでに『テレフォン』ネタが出たので笑ってしまいました。
 タラ公によれば『バニシング・ポイント』こそ、カーチェイス映画の最高峰なのだそうだ(笑)。まぁ、判らないではないが。

 素直に『バニシング・ポイント』をリメイクしたら?
 多分、いつかやるだろう。

 カート・ラッセルが殺人鬼役なのは知っていたが、被害者の女の子の中にヴァネッサ・フェルリトがいたとは知らなんだ。どこかで見た顔だと思っていたら、『CSI:NY』に出ていたのね(第二シーズンでお亡くなりになったが)。
 エイデン捜査官のラップ・ダンスのシーンがエロエロで良かった(笑)。
 USバージョンでは、このダンスシーンがカットされているそうな。

 特別二本立て上映ではないので、作品の間に挿入された「ウソ予告編」も観たかったが、『デス・プルーフ』には付いてなかった。残念。
 代わりに上映前に『スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ』の予告編が流れた。
 北島三郎があの「ジャンゴのテーマ」を日本語でカバーしていた。素晴らしいデス(笑)。


● プラネット・テラー in グラインドハウス (Robeart Rodriguez's PLANET TERROR)
 カーキチ映画へのオマージュ捧げまくりの『デス・プルーフ』に対して、ゾンビ映画へのオマージュてんこ盛りの本作なのだが……。

 実はタラ公の『デス・プルーフ』より面白いのである。しかしそれでは製作の趣旨に合わないのではないだろうか。
 〈グラインドハウス〉とは、「如何にしてつまらないボンクラ映画を再現するか」という試みなのだから、フツーに面白いのは逆にダメなのでは?
 とはいえ、やはり面白いのに越したことはないよな(笑)。

 でも、無名のZ級映画を再現するのにブルース・ウィリスを出してはイカンじゃろがー。タラ公の方はちゃんとカート・ラッセルにしているのだから、ここはウィリアム・サドラーとかウェズリー・スナイプスあたりにしておかないと釣り合い取れないだろう。
 でもマイケル・ビーンをチョイスしたのは正解だ(爆)。

 でもってタラ公がここでは俳優として登場し、かつてない程に下品な下ネタで笑わせてくれます。なんとなく相棒のロド公が品性を捨てきれないので、ちょっと手伝ってあげたという感じが無くもないが……。
 一応、本プロジェクトの目的である「下品でエロでグログロな描写」はキチンと徹底されてました。

 それにしても片脚マシンガンのヒロインは実に痛快である。もう片腕チェーンソーなアッシュ・キャンベルを彷彿とさせてくれます。続編も是非。

 でも一番観たいのは本編前のウソ予告編『マチェーテ』なんですが(爆)。
 次が『ナチ親衛隊の狼女』ね。



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