2009年1月9日金曜日

ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー

(HELLBOY II: THE GOLDEN ARMY)

期待に違わぬ出来に大満足でした。
早くも2009年ベストに入れようと思いまふ。

04年の第一作からメンバーに一切変更がないというのも嬉しい。ヘルボーイ役はロン・パールマン以外に考えられない。今やロン・パールマンのフィルモグラフィーの中で最もメジャーな作品になってしまったし(笑)。
メインキャラ以外でも、前作で亡くなったブルーム教授(ジョン・ハート)までも回想シーンでしっかり登場してくれたのは嬉しかった。
嫌みな上司マニング局長(ジェフリー・タンバー)もそのまま。ちゃんと前作のラストから生還出来たらしい(笑)。
唯一、新人捜査官マイヤーズくんだけは欠席。劇中の台詞によるとヘルボーイの所為で「南極支部に左遷」されたそうな。何があったのか。

今回は原作のマイク・ミニョーラ色が薄れてデルトロ節全開で突っ走っているのがいい感じです。
原作だと、大体いつもナチス残党とか、復活したラスプーチンが出てきたりしてますが、今回はナチス色はほとんどない。
新キャラのヨハン・クラウスとの絡みで、ヘルボーイが「ドイツ人嫌い」だったり、名前を呼び間違えたヘルボーイに生真面目なクラウスから「ク・ラ・ウ・ス。スはSが二つ!」と訂正されて「チッ。SSかよ」と突っ込むくらい。

デルトロ節全開になってファンタジー路線が強調されたのはいいけど、かなりの部分でジャパニメーションの影響が見受けられるようになったと思われるのは偏見だろうか。こんな風に思うのは日本人だけなのか?
主に宮崎アニメからのイメージが随分と流用されているような──

〈森の精霊巨人〉は『もののけ姫』?
〈ゴールデン・アーミー〉自体は『天空の城ラピュタ』か?
エルフの王子とヘルボーイの最終対決が〈回転する巨大な時計仕掛けの歯車の上〉というのは『カリ……』

デルトロ監督はジブリのファンだと公言しているし、オマージュ捧げまくりだとしても、決してパクリではなく、きちんと自分流に消化しているので、これは良しとしよう。デルトロの趣味は、自分と重なるところが多いらしい(笑)。
一応、〈ゴールデン・アーミー〉は、原作からの元ネタとも重なる部分があって、ナチスの〈黙示録軍団〉──ゾンビ兵士軍団──が出発点かなあ。
他にも原作コミックには「右腕が機械化されて、チェーン付ロケットパンチを繰り出すナチス兵士」というのがあった(笑)。
まぁ他にも『指輪物語』とか『ハリポタ』かと思われるようなイメージがてんこ盛りなのですが。

ダグ・ジョーンズ演じる〈死の天使〉が特筆すべき印象で凄い──のですが、あれ? ポスターや予告編では相当、メインな扱いなのに本編では出番はラスト前の一場面だけか。
もっといっぱい出して欲しいが、思わせぶりな台詞からして次回作にも登場するのであろうか(三部作構想になったらしい)。

ラストでは原作コミックと同じくヘルボーイはBPRDを辞する。
原作ではその後、アフリカに渡って数年過ごした後、BPRDに復職することになっているのであるが……。
今回は一点だけ、原作には全くない展開があるだけに、次回作が非常に楽しみではあります。

まだ登場していないキャラクターとしては、復活した中世のホムンクルス「ロジャーくん」なんかもいて、次回作では是非、登場させて欲しいが……。


でもデルトロ監督にはその前に『ホビットの冒険』があるしな。これは最初から二部作構想で撮影されるそうだから、しばらく『ヘルボーイ』には戻ってこられないのではないか。うーむ。


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