2010年9月25日土曜日

バイオハザード4/アフターライフ (3D)

(Resident Evil : Afterlife)

 近年、これほど堂々と「次作に続く」で平然と終わる映画は『バイオハザード』と『ソウ』くらいでしょう(笑)。
 今回もまた、完結するなどとはこれっぽっちも思いませんでした。実際、続くし(爆)。

 今回は第一作のポール・アンダースンが監督として復帰するというので、ちょいと楽しみではありました。
 加えてゲーム版の「最初の主人公」であるクリス・レッドフィールドが遂に登場するという。

 さて、前作の宿題「無敵超人ウェスカーvsジョボビッチ軍団」の決着は──。
 いきなり渋谷の交差点から物語は始まります。
 実はアンブレラ社の日本本社は渋谷の地下にあったのです(爆)。もう地下鉄がどうなっていようと知ったことではないと云わんがばかりに、堂々とワイヤーフレームCGで渋谷の地下を描く演出に、日本人ならクスクス笑ってしまう。
 そうか、アノ交差点の下はああなっていたのか(笑)。

 はて『3』のラストではアンブレラの社屋は品川にあったように思ったのだが、まぁいいか。
 そして前作のクローン製造機で、増えに増えたミラ・ジョボビッチさん達が地下要塞と化したアンブレラ社に襲撃をかける。
 ちゃんと警備員達は日本語を喋っていた(英語字幕付)。しかも実にネイティブな発音で。明らかに吹き替えしている。
 ついでに警備員の制服には、背中に堂々と「アンブレラ社」と日本語で書かれていた。いやぁ、クラクラしますね。カタカナで書かないで(笑)。

 念動力まで駆使するクローン軍団に為すすべもなく突破されていく警備員達。もう原作のゲームなんか、置いてきぼりですな。
 案の定、ウェスカーは施設の自爆スイッチを入れて単身脱出。多くの部下とジョボビッチ軍団もともに渋谷壊滅。
 ミラ姐さんもただ一人だけ生き残り、超能力も失われる。

 もう唖然とするくらい強引。
 前作までの宿題を無理矢理片づけ、物語をリセットしました。この渋谷のシーンは、このあと続く本編とは、完全に切り離されている。
 ホントに海外TVドラマの強引なつなぎの演出を観ている感じがする。すごい力技。

 そこから前作で分かれた仲間達の後を追って、新たな冒険が始まるという趣向である。
 アンダーソン監督としては二作目以降、他の監督にいじられてしまった部分を切り離して、仕切り直したかったのかな。気持ちは判るが。

 で、本筋は荒廃したLAの、孤立した刑務所に立てこもった生存者らの脱出劇である。ここで待望のクリス登場。演じるはウェントワース・ミラーである。
 ウェントワースと云えば代表作は『プリズン・ブレイク』。今度もまた独房に収監されている場面が初登場シーン。
 どんだけ牢屋が好きなのか。狙った演出だわ。
 おまけに日本語吹替は東地宏樹だし。ウェントワースは東地宏樹でフィックスなのか。

 仲間の行方を探すミラ姐さんと、クリス他の生存者等の共闘と脱出劇がクライマックス。周囲はゾンビの大群ですが、全く怖くない(これはホラー映画じゃないよなあ)。
 ゲーム版『バイオハザード5』で登場したクリーチャーが登場するが、プレイしていなくても大丈夫でしょう。多少、登場が唐突ですが。
 イカニモなクリーチャーなのですぐ判ります(笑)。

 この、バカでかい斧を振り回すゾンビなんか3D映画の為に演出されておりますな。
 しかしわざわざ3Dにする必要あったのかねえ。最近の猫も杓子も3D、3D、という風潮は如何なものか。3Dにする必然が感じられないのに、3D上映にしてしまうと「他に客にアピールできるネタは無いのか?」と疑問に感じてしまいますな。
 第一、あの3Dメガネは鬱陶しいのである。

 もう、ちょっとでもCGを使った特撮がある映画は、何でもかんでも3Dにしてしまう風潮はどうにかしてもらいたい。追加料金があまりにも勿体なく感じられてしまう。

 とりあえずラストでは、脱出に成功し、前作で別れた仲間の救出にも成功し、めでたしめでたし……と思わせて、また凄いところで「つづく」になってしまった。
 これは本当に劇場公開されている映画なのか?
 もうTVの連続活劇調のラスト──昔の「活動写真」てのがこんな調子だったのだろうか。とするならば、物凄い先祖返りであるが。
 なんか「映画」って、こんなんじゃないだろと思わずにはおれなくなるのですが。

 とりあえずジョボビッチ姐さんは戦い続けるのである。
 もうライフワーク化決定ですな(笑)。




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