2008年7月10日木曜日

ハイランダー

(HIGHLANDER : THE SEARCH FOR VENGEANCE)

 日本のアニメが米国で実写化されるばかりではない。米国の実写が日本でアニメ化されることもあるのだという、逆のケース。
 まぁ、アニメ制作はマッドハウスで、監督は川尻義昭ですが、映画の製作自体はアメリカなので、これも米国映画ではある。
 でも日本での公開は〈ディレクターズカット版〉。なんか知らぬが米国では表現方法に制限かかった部分があったそうな。チャンバラ満載で血飛沫飛び散る映画ですから(笑)。

 ラッセル・マルケイ監督の『ハイランダー』以降、かなりトホホな続編、続々編を経てTVドラマ化もされましたが、第一作を超えるものはありませんでしたなあ。それほど最初のものは凄かったわけで、私の大好きな映画の一本であります。なんで日本語吹替版も付けてDVD化されないのだ。

 今頃、どういう経緯でアニメ化の企画が立てられたのかさっぱり判りませぬが、「アニメにするならマッドハウスと川尻義昭である」というチョイスには大賛成。
日本のアニメはジブリではなく、マッドハウスであるという持論が裏付けられて嬉しいです(笑)。
 そして期待に違わぬ出来映えに満足しております。

 何と云うか、非常に安心して観ていられます。
 長年のファンからすれば、意表を突く演出はあまりないのですが(笑)。ラッセル・マルケイの独特の映像演出をかなり頑張って取り入れようとはしています。
でもマルケイの真似している部分よりも、川尻アニメな部分にこそこの映画の面白味があるので、あれはファン・サービスかな(笑)。

 でも『妖獣都市』やら『獣兵衛忍風帖』『バンパイアハンターD』なんかと比べてどうかと問われると、実はあまり変わらない(爆)。
 今回も熟練した職人的な監督が高水準を維持して頑張りました――というだけなので、ファンとしては満足なんだけどね。脚本も割と単調だし、いつもの川尻アニメです(笑)。

 ただ一点。
 主役の声が小栗旬でさえ無かったなら! ああ、小栗旬でさえ無かったなら、満点だったのに。
 それ以外の声優さんがすべてベテランであるだけに浮きまくりなのがツラい。

 だって敵役が山寺宏一。ヒロインが朴路美。以下、林原めぐみ、高山みなみ、富田耕生、石塚運昇、屋良有作、日野由利加、小林沙苗……どう見ても現役アニメと洋画吹替のベテラン揃い。
 演技がどうであるか以前に、周囲の声と比べて浮いているのが哀しい。

 なんかこういうの、前にも観たぞ。『ストレンヂア/無皇刃譚』だ。
 主役に芸能人据えずに、素直に山寺を主役にして、クールな悪役は三木眞一郎とかにすればいいのだ。田中秀幸でも可。
 うーむ。別バージョンの吹替というのは作られないのだろうか。


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