今回もそれを期待して観に行ったのですが……orz
なんでこんな不条理ドラマになってしまったのだ。出だしは快調だったのに。
出所した凄腕ギャンブラーが自分を罠にはめたカジノ王にリベンジを仕掛ける――というのは凄く面白いと思ったのに。
ギャンブラーは刑務所暮らしの間に、詐欺の達人とチェスの天才から教えを受け、周到な計画を立てていたのだ……。
うーむ。詐欺&チェスと云えば巧妙な論理が全面に展開する筈なのに、今回は心理戦に重きを置きすぎてワケの判らぬドラマになってしまった。
ただの心理戦ならまだイイが、あまりにもシュールで抽象的なオチにひどい失望を禁じ得ません。
全ては妄想だった――って、そりゃ〈夢オチ〉ぢゃねえか(泣)。
ぬう。ガイ・リッチーともあろうものが、なんでこんな。
私は何となく制作のリュック・ベッソンの仕業ではないかと疑っているのですが。そうだ全部ベッソンが悪いのだ。
シュールで辻褄の合わないドラマと云えばフランス映画の十八番だから(偏見)。
終盤までの謎めいた展開と味のある役者達のアンサンブルが水準以上の出来であるので、尚更ひどい。
今年のワースト決定。
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