2007年8月4日土曜日

トランスフォーマー

(TRANSFORMERS)

 早川SF文庫から出たノベライズ版では――作者はまたまたアラン・D・フォスターかよ――ちゃんとサイバトロン司令官の名前は「コンボイ」でした。「オプティマス・プライム」じゃ雰囲気でないわな。
 劇場版でも「コンボイ」でいてもらいたい。
 少なくとも日本語吹替版では「コンボイ」でないと許さん。『ビーストウォーズ』みたいな声優暴走な吹替だと嬉しいのだが(笑)。

 文庫版のあとがきにシリーズの変遷が解説されていて、とりあえずここだけ読めば即席で歴史が判ります(笑)。

 しかし「トランスフォーム“TRANSFORM”」は普通に訳せば「変身」だろうが、この場合は「変型」だろうに。どうも予告編の字幕とか宣伝ポスターとか見ていると「変身する」と謳われていて違和感を憶えるのう。

 とりあえずマイケル・ベイ監督恒例の激烈カーチェイスなシーンが予告編にあって、今回は車が変型しながらカーチェイスしていた(笑)。


 で、劇場版はとりあえず日本語吹替版で観ました。
 しかしこの吹替版はビミョーですなあ。
 過去のシリーズを知っている人に監修してもらうべきだったような……。

 せっかくの玄田哲章ボイスなのに「私の名はオプティマス・プライム」じゃダメでしょ。コンボイって云えよ!
 で、ちゃんと玄田哲章を配役しておきながら、メガトロン様が加藤清三でないというのは片手落ちではないか(もうお歳なのだろうか?)。
 それに比べると、ハヤカワSF文庫のノベライゼーションは用語を徹底的に日本版設定に置き換えているので素晴らしいですね。
 後日、地上波で放送されるときに別バージョンの吹替にされると嬉しいのだが。

 マイケル・ベイならではの激烈カーチェイスや、スピルバーグならではの一般家庭を舞台にしたギャグが巧い具合に混じってます。
 監督が二人いるみたい(笑)。
 その所為か米国本土内でのドタバタと、カタールでの特殊部隊員との攻防に落差があってドラマとしての繋ぎがイマイチな感じもしないではない。
 いっそ場面転換にサイバトロンとデストロンのエンブレムが裏返しになるアイキャッチでも流せば良かったのに(笑)。
 そこまでやったらナレーションも政宗一成さんで「一方、その頃コンボイは……」とか入れてくれれば。せめて日本語吹替版だけでも(爆)。

 などと云うコアなファンの戯言はさておき。
 TFのことはよく知らないが巨大ロボットものは好き、とかアクション映画全般が好き、とかいう人には絶対のお奨めです。この映像体験はスゴいわ。
 観終わって劇場から出てきたら、そこいらを走る自動車に対する印象が変わります。うちのインプレッサも変型してくれないかなあ(爆)。

 もうここまで来たら『マジンガーZ』だろうが『ガンダム』だろうが何だって実写映像化できますね。但し、製作サイドが多大な情熱と莫大な制作費を注ぎ込めるならという条件付ですが。
 実際、こんなストーリーによくここまで金を注ぎ込めるなあと感心してしまいます。実に見事な映像です。日本じゃここまで出来んか。
 ハリウッドに映像化してもらえばいいのかも知れぬが、どうもアメリカ人には「操縦する巨大ロボット」というものが一般受けしないらしい。だから「自我のある金属生命体」になってしまうワケやね。
 ところが日本には自意識のある巨大ロボットというのが少ない。『アストロガンガー』くらいしか思い浮かばんぞ。ああ、〈勇者シリーズ〉もそうか。
 あとは『マシンロボ』くらいか?

 さあ、頑張って続編も制作しよう。
 やはり続編ではスタースクリームが「今日からデストロンのニューリーダーはこの俺だ!」とか云うのだろうか。
 でもって、やはりメガトロン様がガルバトロン様になって復活し、いつもの掛け合いを再現してくれるのだろうか。

 「この愚か者めが!」
 「お許し下さい、メガトロン様!」

 ──とか云ってくれたりするのだろうか(笑)。
 でも鈴置ボイスじゃないし、デストロンじゃなくてディセプシコンだしなあ。
 この実写映画版はシリアス路線だからダメかな。



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